オニツカタイガーはなぜ人気?海外で売れる理由とアシックスとの違い

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オニツカタイガー。オールドファンには、なんとも懐かしい響きですね。

日本のスポーツシューズとして親しまれてきたこのブランドが、今では世界のファッションシーンで大きな注目を集めています。

なかでも「MEXICO 66(メキシコ66)」は、細身のシルエットと特徴的なストライプが人気のスニーカー。昔からオニツカタイガーを知っている方なら、「あのデザインが今、そんなに人気なの?」と驚くかもしれません。

しかも、その勢いは数字にも表れています。

2026年1〜6月のオニツカタイガー事業の売上高は895億円。前年同期から35.9%も増えています。

なぜ、今これほど人気を集めているのでしょうか。かつての人気が再燃しているのでしょうか?

実は、懐かしいデザインが再び流行しただけではありません。ヨーロッパのファッション市場への進出、高級ブランドとの協業、日本製の高価格帯商品など、長年かけて進めてきたブランドづくりが今の成長につながっています。

この記事では、そんなオニツカタイガーの人気の秘密を、代表モデルの魅力やアシックスとの違いも交えながら紹介します。

この記事で分かること

  • オニツカタイガーが海外で人気になった理由
  • MEXICO 66が今も多くの人を魅了する理由
  • 高価格帯でも選ばれるブランドになった背景
  • ASICSとの違いと代表モデルの特徴

オニツカタイガーはなぜ今人気なのか

まず注目したいのが、ここ数年の売上の伸びです。

アシックスが2026年8月に発表した第2四半期決算によると、オニツカタイガー事業の2026年1〜6月の売上高は895億円。前年同期の約658億円から35.9%増加しました。

項目 2025年上期 2026年上期
売上高 約658億円 約895億円
前年同期比 ― 35.9%増
カテゴリー利益率 39.1% 39.7%

出典:アシックス「2026年12月期 第2四半期決算説明資料」。カテゴリー利益率は事業カテゴリーの収益性を示す指標で、アシックスグループ全体の営業利益率とは異なります。

半年間で売上が約237億円も増えたことになります。

これほどの成長を見せている理由は、ひとつではありません。

昔のスポーツシューズを受け継いだデザインが、現在のファッションとよく合っていること。

ヨーロッパでブランドを育て、世界的なファッションブランドとして認知されるようになったこと。

そして、直営店や日本製の高価格帯商品に力を入れ、ブランドの価値を高めてきたことです。

こうした取り組みが積み重なり、海外でも人気を集めるブランドへと成長してきました。

その象徴ともいえるのが、オニツカタイガーを代表するMEXICO 66です。

MEXICO 66はなぜ人気なのか

昔ながらのデザインが今では新鮮に見える

MEXICO 66の魅力といえば、やはりあの独特なデザインです。

細身のシルエットに、薄めの靴底。そして側面には、おなじみのオニツカタイガーストライプが入っています。

最近のボリューム感のある厚底スニーカーとは、ずいぶん印象が違いますね。

実は近年、こうした薄底のスニーカーがファッションの世界で人気を集めています。

海外では「ロープロファイルスニーカー」と呼ばれ、すっきりした形のスニーカーが注目されるようになりました。

MEXICO 66は、まさにこの流行にぴったりのデザインです。

ところが、この形は最近になって考えられたものではありません。

1960年代の競技用シューズのデザインを受け継ぎ、2002年にファッション向けのモデルとして登場したのがMEXICO 66です。

半世紀以上前のスポーツシューズのデザインが、今では世界のファッション市場で新鮮に受け止められている。

これは、なかなか面白いことだと思います。

Vogue Japanでも、MEXICO 66の人気は近年の薄底スニーカーブームとともに紹介されています。

流行に合わせて新しいデザインを作るだけでなく、昔からある魅力が時代の変化によって再び評価される。MEXICO 66の人気には、そんな背景があるのです。

色が変わるだけで雰囲気も変わる

MEXICO 66には、豊富なカラーバリエーションがあります。

なかでも黄色と黒の組み合わせは、オニツカタイガーを象徴する配色として印象に残ります。

一方、白を基調にしたモデルや落ち着いたベージュ系など、普段の服装にも合わせやすい色もあります。

同じ形でも、色が変わるだけで雰囲気はずいぶん違います。

黄色なら足元がぐっと華やかになりますし、白やベージュならシンプルな服にも自然になじみます。

ジーンズにはもちろん、きれいめのパンツに合わせても面白いですね。

細身のデザインなので、太めのパンツと合わせても足元がすっきり見えます。

こうした服との組み合わせを楽しめることも、MEXICO 66の魅力でしょう。

長く受け継がれてきたデザインを大切にしながら、カラーや素材で新しい表情を生み出しているところに、オニツカタイガーらしさを感じます。

映画『キル・ビル』も人気のきっかけに

海外でオニツカタイガーの知名度が高まった出来事として、よく知られているのが2003年公開の映画『キル・ビル』です。

主演のユマ・サーマンが、黄色い衣装に黄色と黒のシューズを合わせていた姿を覚えている方もいるかもしれません。

この映画がきっかけとなり、オニツカタイガーは海外のファッションファンからも注目されるようになりました。

ちなみに、公式ブランド史によると、映画で着用されたシューズは「TAI-CHI(タイチ)」というモデルです。

現在の代表モデルであるMEXICO 66と混同されることがありますが、公式には別のモデルとして紹介されています。

映画の影響は大きかったものの、それだけで20年以上もブランドの人気が続くわけではありません。

その後もデザインや商品展開を進化させてきたことが、今の人気につながっています。

参考:オニツカタイガー公式ブランドヒストリー

日本のスポーツブランドが世界のファッションブランドへ

1949年に日本で誕生したオニツカタイガー

オニツカタイガーの歴史は1949年に始まります。

創業者の鬼塚喜八郎は、戦後の日本でスポーツを通じて若者の健全な成長を支えたいという思いから、スポーツシューズづくりを始めました。

最初に開発したのはバスケットボールシューズです。

その後、ランニングシューズをはじめ、さまざまな競技用シューズを開発していきました。

1977年には企業統合によって株式会社アシックスが誕生し、オニツカが培ってきたスポーツシューズづくりの技術や歴史はASICSへと受け継がれます。

現在のオニツカタイガーにつながる大きな転機は、2002年でした。

この年、オニツカタイガーはファッションブランドとして再出発します。

かつてのスポーツシューズを現代のファッションに合わせて再構成し、シューズだけでなく、服やアクセサリーも展開するようになりました。

現在の人気を考えるうえで、この2002年の再出発は欠かせない出来事です。

ヨーロッパでの評価が日本にも広がった

興味深いのは、オニツカタイガーの復活がヨーロッパで注目されたことです。

2002年、ブランドの再出発に合わせて発表されたMEXICO 66は、イタリアのメンズファッション見本市「ピッティ・イマジネ・ウオモ」に出展されました。

そこでレトロなデザインが反響を呼び、ヨーロッパでの人気が日本にも広がったと、公式ブランド史に紹介されています。

日本のスポーツブランドが、ヨーロッパのファッション市場で評価され、その人気が日本へ戻ってきたわけです。

今回の人気を「突然の再ブーム」とだけ説明できないのは、こうした歴史があるからです。

2002年から20年以上にわたって、オニツカタイガーは海外のファッション市場でブランドを育ててきました。

今の世界的な人気にも、その積み重ねがあるのです。

ミラノのファッションショーにも進出

現在のオニツカタイガーは、もはやスニーカーだけのブランドではありません。

2026年9月には、ミラノファッションウィークで2027年春夏コレクションを発表しました。

テーラリングとスポーツウェアを組み合わせた服や、バッグ、シューズなどを披露しています。

昔のオニツカタイガーを知っている方には、スポーツシューズのブランドがミラノでファッションショーを開いているというだけでも、驚きではないでしょうか。

さらに2026年4月には、イタリアの高級ファッションブランド「VERSACE(ヴェルサーチェ)」とのコラボレーションシューズも発売しました。

このシューズは、オニツカタイガーの過去のモデル「TAI-CHI」をもとにデザインされ、イタリアの素材と日本のものづくりを組み合わせています。

単に海外でスニーカーが売れているだけではありません。

世界のファッションブランドと同じ舞台で、オニツカタイガーというブランドそのものが評価されるようになっているのです。

ここが、昔の人気が戻ってきただけではない大きな理由でしょう。

参考:VERSACEとの協業発表/2027年春夏コレクション公式発表

海外の人はなぜ日本でも買うのか

世界の有名な通りに直営店を展開

オニツカタイガーの海外戦略でもうひとつ注目したいのが、直営店の展開です。

パリ、ロンドン、ミラノなど、世界的なファッション都市に店舗を構えています。

オニツカタイガーの公式ブランド史によると、ファッションブランドとして再出発した2002年以降、ヨーロッパを中心に直営店のネットワークを広げてきました。

こうした店舗は、単に商品を販売するだけの場所ではありません。

シューズに加えて、服やバッグ、アクセサリーなどをそろえ、ブランド全体の魅力を伝える役割も担っています。

MEXICO 66を目当てに訪れた人が、店内で初めてNIPPON MADEや新しいコレクションを見ることもあるでしょう。

お気に入りの靴を探しながら、ブランドの歴史や新しいデザインにも触れられる。

店舗そのものが、オニツカタイガーのファンを増やす場所になっているのです。

参考:オニツカタイガー公式・グローバル店舗展開

日本を訪れる外国人の購入も増えている

海外で人気が高まると、日本のお店にも変化が現れます。

アシックスの2026年上期決算によると、同年4〜6月の日本国内におけるオニツカタイガーのインバウンド売上高は155億円。前年同期比39.5%増で、四半期として過去最高を記録しました。

海外からの旅行者が、日本でオニツカタイガーを購入する機会が増えていることが分かります。

その理由として考えられるのが、日本発のブランドという魅力です。

海外でも知られているブランドの商品を、日本の直営店で選ぶ。旅行の記念に購入したくなる気持ちは、何となく分かりますね。

また、円安によって日本で購入した方が割安になる場合もあり、訪日客の買い物を後押ししていると報じられています。

ただし、訪日客の人気を価格だけで説明することはできません。

ブランドへの憧れや、日本ならではの買い物体験も関係していると考えられます。

実際に海外メディアの取材でも、日本旅行中にオニツカタイガーの店舗を訪れることを楽しみにしていた購入者が紹介されています。

なお、155億円という数字は国内の店舗などにおける訪日客向けの売上で、海外店舗の売上とは異なります。

高価格帯でも選ばれるブランドになった理由

値引きよりブランドの価値を大切にする

オニツカタイガーの成長には、販売方法の変化も関係しています。

アシックスのブランド戦略資料を見ると、オニツカタイガーは卸売り中心の販売から直営店中心へ、値引き販売から定価販売を重視する方向へと転換してきました。

以前はスポーツシューズとしての知名度が高かったブランドですが、現在はファッションブランドとして独自の価値を作ることに力を入れています。

例えば、さまざまな販売店で大幅に値引きされている商品は、どうしても価格で比較されやすくなります。

一方、直営店で商品の素材やデザイン、ブランドの歴史まで知ってもらえれば、価格だけでは判断できない魅力が生まれます。

もちろん、定価で売っているから良い商品だというわけではありません。

大切なのは、その価格でも欲しいと思える魅力があるかどうかです。

オニツカタイガーは、長年かけてその魅力を高めてきたブランドといえそうです。

NIPPON MADEが伝える日本のものづくり

高価格帯の商品展開を象徴しているのが「NIPPON MADE(ニッポンメイド)」です。

日本の職人技や素材、細部の仕上げにこだわったシリーズで、通常のMEXICO 66などとは異なる価格帯の商品を展開しています。

さらに2026年1月には、鳥取県にオニツカタイガー専用の生産拠点「オニツカイノベーティブファクトリー」が開設されました。

この施設は、素材開発からデザイン、生産までを一貫して行える体制を備えています。

NIPPON MADEなどの高付加価値商品に加え、レザーバッグの生産にも取り組んでいます。

スニーカーから始まったブランドが、日本の職人技を生かして商品展開を広げているわけです。

ここで注意したいのは、オニツカタイガーのすべての商品が日本製というわけではないことです。

通常のMEXICO 66やSERRANOなどには、海外で製造されているモデルもあります。

デザインを楽しめる定番モデルと、日本のものづくりにこだわった高価格帯の商品。

こうした選択肢の広がりも、ブランドの魅力を高めています。

参考:オニツカイノベーティブファクトリー開設の公式発表

人気だけでなく収益性も高まっている

2026年上期の決算では、オニツカタイガー事業のカテゴリー利益率が39.7%となっています。

この数字はアシックスグループ全体の営業利益率とは異なりますが、オニツカタイガー事業の収益性の高さを示しています。

海外メディアのReutersも2026年6月の取材で、オニツカタイガーの利益率が高級ブランドに近い水準にあるというアナリストの見方を紹介しています。

ただし、今後も同じ利益率が続くとは限りません。

海外の大型店舗を増やせば、その分の費用もかかります。スニーカーの流行が変化する可能性もあります。

それでも、現在のオニツカタイガーが単に安い靴を大量に販売するブランドとは違う方向へ進んでいることは、売上や利益率からもうかがえます。

参考:Reuters・オニツカタイガーの海外展開に関する記事

アシックスとオニツカタイガーは何が違う?

現在も同じアシックスグループ

オニツカタイガーとASICSは、別々の歴史を持つ会社だと思っている方もいるかもしれません。

しかし、どちらもオニツカのスポーツシューズづくりをルーツに持ち、現在も同じアシックスグループのブランドです。

ただし、商品展開やブランドの方向性には違いがあります。

ASICSは、ランニングや各種スポーツ、ウォーキングなど、用途に応じたシューズを幅広く展開しています。

ASICS SportStyleでは、競技用シューズから生まれたデザインを街履きのスニーカーにも広げています。

一方、オニツカタイガーは、スポーツシューズの歴史を大切にしながら、ファッションやライフスタイルを中心に展開しています。

比較項目 ASICS Onitsuka Tiger
主な商品展開 ランニング、競技、ウォーキング、SportStyleなど ファッションスニーカー、アパレル、バッグなど
ブランドの特徴 用途に応じた機能や技術を重視 歴史あるデザインとファッション性を重視
靴選びの楽しみ方 歩く・走る目的から選ぶ デザインや服との組み合わせから選ぶ

もちろん、ASICSにもファッション性の高いスニーカーはありますし、オニツカタイガーにも履き心地を工夫したモデルがあります。

どちらが優れているという話ではありません。

毎朝のウォーキングで使う靴を探しているのか、普段の服に合わせるお気に入りのスニーカーを探しているのか。

靴に求めるものによって、選び方も変わってきます。

ウォーキング向けのモデルについては、アシックスのウォーキングシューズ比較でも詳しく紹介しています。

実はナイキの歴史にも関係していた

オニツカタイガーの歴史には、もうひとつ面白い話があります。

世界的なスポーツブランドであるナイキの創業者、フィル・ナイトは、かつて日本のオニツカのシューズをアメリカで販売していました。

ナイキの前身であるブルーリボンスポーツは、1960年代にオニツカのランニングシューズを輸入・販売していたのです。

今では世界中で知られるナイキとオニツカタイガーですが、かつては販売を通じた深い関係がありました。

日本のスポーツシューズの歴史が、世界的なスニーカーブランドの誕生にも関わっていたわけです。

こうした歴史を知ると、今のオニツカタイガーの人気も、また違った面白さがありますね。

オニツカタイガーの代表モデルを紹介

ここまでブランドの人気の理由を紹介してきましたが、実際にはどんなスニーカーがあるのでしょうか。

オニツカタイガーには多くの商品があります。今回は、その中からデザインや構造の違いが分かりやすい4モデルを紹介します。

どれが一番人気というランキングではなく、それぞれの特徴を知るための比較です。

モデル 主な特徴
MEXICO 66 細身のシルエットとストライプが特徴の定番
MEXICO 66 SD 定番デザインを生かし、素材や履き心地を改良
SERRANO 陸上スパイクをルーツに持つ、すっきりした薄底タイプ
MEXICO 66 SLIP-ON 脱ぎ履きしやすいスリッポンタイプ

MEXICO 66|ブランドを代表する定番モデル

MEXICO 66(メキシコ66)は、オニツカタイガーを象徴するスニーカーです。

1960年代の競技用シューズをもとにした、すっきりとした細身のデザインが特徴です。

ストライプの入った横顔は、一度見たら忘れられませんね。

現在販売されている1183C102などのモデルには、レザーアッパーとOrthoLite中敷が採用されています。

ただし、クッション性のある中敷を使っていても、厚底のウォーキングシューズと同じ履き心地になるわけではありません。

まずは好みの色や素材を選び、実際に履いたときの足幅や甲の収まりを確かめるのがおすすめです。

MEXICO 66(1183C102)の公式商品ページを見る

MEXICO 66 SD|デザインを残しながら履き心地も改良

MEXICO 66のデザインが気に入ったら、SDも比べてみると面白いでしょう。

MEXICO 66 SDは、定番モデルの特徴的なデザインを残しながら、履き心地や細部の仕様に改良を加えたモデルです。

例えば1183A872には、柔らかなキッドレザーを使用したタイプがあります。

素材の質感や細部の仕上げが通常モデルとは異なり、すっきりしたデザインの中にも上品さが感じられます。

価格にも違いがあるため、見た目が似ているから同じ商品だと思わず、素材や仕様を比較するとよいでしょう。

足を入れたときの柔らかさや、甲への当たり方などは、実際に履き比べると違いが分かりやすい部分です。

MEXICO 66 SD(1183A872)の公式商品ページを見る

SERRANO|陸上スパイクを思わせる薄底モデル

SERRANO(セラーノ)は、1970年代の陸上スパイクシューズから着想を得たモデルです。

前足部を少し巻き上げた薄底の靴底と、シャープなシルエットが特徴です。

アッパーにはスエードとテキスタイルを組み合わせたタイプがあり、MEXICO 66とは違った素材の表情が楽しめます。

軽快な見た目が好きな方には、こちらも魅力的なモデルでしょう。

ただし、薄底のスニーカーは、厚いクッションを備えたウォーキングシューズとは地面から伝わる感覚が異なります。

長く歩く日にも使いたいなら、実際に履いて足裏の感触や歩き心地を確かめてみてください。

SERRANO(1183B400)の公式商品ページを見る

MEXICO 66 SLIP-ON|脱ぎ履きのしやすさが魅力

MEXICO 66のデザインを、もっと気軽に楽しみたい方にはSLIP-ON(スリッポン)もあります。

定番のストライプや細身のシルエットを残しながら、スリッポンスタイルにアレンジしたモデルです。

キャンバス素材を使ったタイプもあり、レザーのMEXICO 66とは違った雰囲気が楽しめます。

靴ひもを毎回結び直さずに履けるのは便利ですね。

ただし、脱ぎ履きしやすいからといって、誰の足にも合うわけではありません。

甲の高さや足幅によっては窮屈に感じることもありますし、歩いているときにかかとが浮く場合もあります。

試着するときは、足を入れた感触だけでなく、少し歩いてかかとの収まりまで確認しましょう。

MEXICO 66 SLIP-ON(1183C141)の公式商品ページを見る

子ども向けのオニツカタイガーもある

オニツカタイガーというと、若い人やファッション好きの大人が履くスニーカーという印象があるかもしれません。

でも、公式サイトには子ども向けの商品も用意されています。

MEXICO 66のデザインを生かしたキッズモデルや、小さな子ども向けのシリーズなども展開されています。

実は、私の2歳の孫もオニツカタイガーを履いています。

昔からこのブランドを知っている世代からすると、小さな孫がオニツカタイガーを履いているのは、何だか不思議で面白い光景ですね。

同じブランドでも、昔は競技用のスポーツシューズとして親しまれ、今では大人も子どももファッションとして楽しめる商品がそろっています。

もちろん、子どもの靴はデザインだけでは選べません。

成長に合わせたサイズや足への収まり、脱ぎ履きのしやすさなども大切です。

それでも、長い歴史を持つブランドが、世代を超えて親しまれているのは素敵なことだと思います。

子ども向けの靴や洋服は、オニツカタイガー公式キッズコレクションで紹介されています。

街歩きで履くなら何を確かめたい?

薄底と厚底では歩いたときの感覚が違う

オニツカタイガーのスニーカーを選ぶときに、クツミチとしてお伝えしたいことがあります。

それは、気に入ったデザインと、自分の足に合う履き心地の両方を大切にしてほしいということです。

MEXICO 66やSERRANOの魅力は、すっきりした薄底のデザインです。

一方、ウォーキング専用シューズには、クッションの厚みや靴底の形状、足運びを考えて作られたモデルがあります。

薄底のスニーカーと厚底のウォーキングシューズでは、歩いたときの足裏の感触が異なります。

どちらが歩きやすいかは、靴底の厚さだけでは決まりません。

普段の買い物や街歩きで履きたいのか、旅行で長時間歩くための靴を探しているのかによっても、必要な機能は変わってきます。

例えば、アシックスのGEL-RIDEWALKシリーズには、歩行を考えたカーブ形状のソールやプレートを採用したモデルがあります。

オニツカタイガーの薄底スニーカーとは、デザインだけでなく商品づくりの考え方も違います。

気になる方は、アシックスGEL-RIDEWALK 4モデル比較も参考にしてみてください。

サイズは普段のスニーカーと同じでいい?

オニツカタイガーのサイズは、普段履いている靴と同じ数字だけで決めないことをおすすめします。

MEXICO 66のように細身に見えるモデルでも、実際の履き心地は足幅や甲の高さ、つま先の形によって変わります。

特に気をつけたいのが、横幅がきついからといって、長さまで大きくしてしまうことです。

サイズを上げると横幅に余裕が出る場合もありますが、今度はつま先が余ったり、かかとが浮いたりすることがあります。

できれば普段履く靴下を使い、両足とも試着してみてください。

つま先や横幅、甲に窮屈なところがないか確認し、少し歩いてかかとが浮かないかも確かめましょう。

「普段より0.5cm大きくすれば大丈夫」といった一律の選び方は避けたいところです。

サイズ選びについては、ウォーキングシューズのサイズ選びでも詳しく紹介しています。

旅行で長く歩く日にも履ける?

オニツカタイガーのスニーカーを旅行で履くこともできます。

ただし、長時間の街歩きに合うかどうかは、モデルや自分の足との相性によって変わります。

例えば、普段はクッションの厚いウォーキングシューズを履いている人なら、MEXICO 66の薄底デザインは足裏の感触がかなり違うかもしれません。

旅行先では、舗装された道だけでなく、石畳や階段を歩くこともあります。

そんな日に履く予定があるなら、見た目だけで決めず、靴底の感触や足への収まりを確かめてみてください。

普段の外出ではお気に入りのスニーカーを楽しみ、長い距離を歩く日はウォーキング専用シューズを使う。

そんな履き分けもいいですね。

これからオニツカタイガーはどうなる?

オニツカタイガーは、今後さらに新しい展開を予定しています。

アシックスは2026年6月、2027年1月1日付でオニツカタイガー事業を完全子会社の「OT GROUP」へ承継する方針を発表しました。

これは、オニツカタイガーがアシックスグループから離れるという意味ではありません。

同じグループの中で、オニツカタイガー独自のブランド戦略を進めやすくするための再編です。

また、2027年にはアメリカ市場への再進出を予定し、ロサンゼルスに旗艦店を開く計画も報じられています。

ただし、店舗を増やせば必ず売上が伸びるというわけではありません。

大型店舗には投資が必要ですし、ファッションの流行も変化します。

それでも、オニツカタイガーがMEXICO 66の人気だけに頼らず、新しいコレクションやものづくり、海外店舗の展開まで進めていることは確かです。

これからどんなモデルやデザインが登場するのか、楽しみですね。

参考:アシックス・オニツカタイガー事業再編に関する公式発表

オニツカタイガーのよくある質問

アシックスとオニツカタイガーは同じ会社?

はい。現在はどちらもアシックスグループのブランドです。

ASICSはランニングやウォーキングなどのスポーツ分野を幅広く展開し、オニツカタイガーはファッションやライフスタイルを中心に展開しています。

2027年には事業の分社化が予定されていますが、アシックスグループから離れるわけではありません。

MEXICO 66は長時間の街歩きにも使える?

街歩きにも使えますが、長時間歩くのに合うかどうかは、足との相性や普段履いている靴によって変わります。

MEXICO 66は薄底のデザインが特徴なので、クッションの厚いウォーキングシューズとは履き心地が異なります。

旅行などで長く歩く予定があるなら、事前に試着して靴底の感触や足への収まりを確認してください。

普段のスニーカーと同じサイズで大丈夫?

同じサイズで合う場合もありますが、モデルによって足への収まりは異なります。

長さだけでなく、足幅や甲、つま先の余裕も確かめ、少し歩いてかかとが浮かないか確認しましょう。

正規品はどこで購入できる?

オニツカタイガーの公式オンラインストアや直営店、正規取扱店で購入できます。

人気ブランドなので、購入前には販売元を確認し、商品名や品番、カラー、返品条件なども確かめることをおすすめします。

オニツカタイガー公式オンラインストアでは、現在販売されているモデルやカラーを確認できます。

まとめ|オニツカタイガーが世界で人気になった理由

オニツカタイガーが今、世界で人気を集めているのは、単に昔のスニーカーが再び流行したからではありません。

1949年に始まったスポーツシューズの歴史を持ちながら、2002年にはファッションブランドとして再出発しました。

その後、ヨーロッパでブランドを育て、MEXICO 66のような歴史あるデザインを世界へ広めてきました。

近年の薄底スニーカーブームも人気を後押ししていますが、それだけではありません。

世界の主要都市への直営店展開、NIPPON MADEなどの高価格帯商品、ミラノでのファッションショー、高級ブランドとの協業など、長年続けてきた取り組みが今の成長につながっています。

2026年上期の売上が前年同期比35.9%増という数字も、その勢いを物語っています。

私が特に面白いと思うのは、かつて競技用シューズとして親しまれたデザインが、何十年もの時を経て、世界のファッション市場で新しい魅力として評価されていることです。

オールドファンには懐かしいオニツカタイガーも、今の若い世代には新鮮でおしゃれなブランドとして映っているのでしょう。

そして、私の2歳の孫までオニツカタイガーを履いているのですから、時代の変化を感じますね。

もちろん、人気があるからといって、すべてのモデルが誰にでも履きやすいわけではありません。

気に入ったデザインが見つかったら、できれば実際に履いてみてください。足幅や履き心地を確かめながら、普段の服装や歩く場面に合うものを選ぶのがおすすめです。

長い歴史を持ちながら、今も新しい魅力を生み出しているオニツカタイガー。

これからの進化にも注目したいブランドですね。

参考にした主な資料

※企業業績や事業方針は2026年10月21日までに公表された情報をもとにしています。商品仕様・カラー・取扱状況は時期によって変わる場合があります。

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