こんにちは。クツミチです。
ウォーキングシューズを履いたとき、「いつものサイズなのに横がきつい」「少し大きくしたら、かかとが浮く」と感じることがあります。
靴のフィット感には、足の長さだけでなく、足囲や足幅、甲の高さ、かかとの収まり具合、靴そのものの形などが関係しています。
普段履いているスニーカーのサイズは参考になりますが、同じサイズ表記でもメーカーやモデルが変われば履いた感覚も変わります。
この記事では、足長・足囲・足幅の違いから、3E・4Eなどの足幅、試着するときのポイント、つま先や横幅、かかとに違和感がある場合の対処まで詳しく紹介します。
- 足長・足囲・足幅の違い
- 3E・4Eなど足幅の表記
- 試着するときのチェックポイント
- サイズが合わないときの対処法
足長・足囲・足幅をチェックしましょう
靴のサイズを選ぶときに知っておきたいのが、「足長」「足囲」「足幅」の3つです。
それぞれ測る場所が違うため、まずは違いを押さえておきましょう。
足長はかかとから一番長い指まで
足長は、かかとから最も長い足指の先までの長さです。
親指が一番長い人もいれば、人差し指の方が前に出ている人もいます。親指までではなく、自分の足で最も長い指までを測ります。
靴に表示されている23.5cmや25.0cmといったサイズを考えるうえで、基本になる数字です。
ただし、足長が25.0cmだからといって、すべての靴で25.0cmが同じようにフィットするわけではありません。
つま先部分の形や靴内部のゆとりはモデルごとに違うため、足長は最初に試すサイズを探すときの目安として使います。
足囲は足を一周した長さ
足囲は、親指と小指の付け根付近にある張り出した部分を通る、足まわりの長さです。
足長が同じ人でも、足囲には個人差があります。
同じ25.0cmでも標準的な幅が合う人もいれば、3Eや4Eなど幅にゆとりのあるモデルの方がフィットしやすい人もいます。
足幅は横方向の長さ
足幅は、足を上から見たときの横方向の長さです。
足囲が足を一周した長さなのに対して、足幅は横方向だけを測ります。
「足囲」と「足幅」は名前が似ています。メーカーのサイズ表を使うときは、どちらの数値が掲載されているのかもチェックしてください。
足長だけで靴のサイズを判断しないようにしましょう。足囲や足幅も参考にしながら、実際に履いたときの感覚まで確かめることが大切です。
足のサイズは左右とも測りましょう
右足と左足の大きさは、必ずしも同じではありません。
片方だけではなく、左右それぞれの足長と足囲を測っておくと、試着したときの違和感にも気づきやすくなります。
立った状態で測ります
ASICSでは、裸足で立ち、両足に均等に体重をかけた状態で足長と足囲を測る方法を案内しています。
足長は、かかとの中心から最も長い指先まで。足囲は、親指と小指の付け根付近を通るようにメジャーを一周させて測ります。
測る位置が少しずれるだけでも数値は変わります。実際に測るときは、メーカーが公開している図を参考にすると分かりやすいでしょう。
自分では測りにくい場合は、家族などに目盛りを読んでもらう方法もあります。
左右差はそのまま残しておきます
測ってみると、右足と左足で数ミリ違うことがあります。
左右で差があった場合も、ひとつの数字にまとめず、それぞれの数値を残しておきましょう。
右足の方が長くても、左足の方が足囲は大きいこともあります。
試着したときに「右の指先だけ当たる」「左だけ横がきつい」と感じた場合も、左右の測定値が分かっていると原因を探りやすくなります。
3E・4Eなど足幅の表記について
横幅が気になる方にとって、2E・3E・4Eなどの表記は参考になります。
靴の幅は一般に「ワイズ」とも呼ばれます。ニューバランスでは「ウイズ」という表記を使っています。
数字が大きいほど幅にゆとりが出ます
同じ足長で比べる場合、一般に2E、3E、4Eと数字が大きくなるほど幅にゆとりのある設計になります。
今履いている靴で親指や小指の付け根が圧迫される場合は、幅違いを試すことでフィットしやすくなることがあります。
ただし、自分の足に対して広すぎると、靴の中で足が動きやすくなります。
幅広モデルではかかとのフィット感も重要です
幅を広げたことで横の圧迫感がなくなっても、歩くたびにかかとが大きく浮くようでは快適とは言いにくいでしょう。
足が靴の中で前へ滑る場合もあります。
横幅が楽になったときこそ、かかとの収まり具合や歩いたときの足の動きまで確かめてください。
同じ3Eでもモデルによってフィット感は変わります
3Eや4Eという表記が同じでも、靴全体の形まで同じという意味ではありません。
つま先が丸いモデル、細長いモデル、甲まわりにゆとりがあるモデルなど、設計によってフィット感は変わります。
そのため、「前に3Eが合ったから、次も3Eなら大丈夫」とは言い切れません。
同じメーカーでもシリーズが変われば形も変わるため、気になるモデルは実際に履いて確かめるのがおすすめです。
3E・4E・5Eのモデルを具体的に比較したい方は、幅広ウォーキングシューズの比較も参考にしてください。
試着でチェックしたいポイント
試着では、つま先の余裕だけではなく、横幅や甲、かかとの収まり具合、歩いたときの足の動きまで確かめていきます。
できれば両足を履き、店内で許されている範囲を少し歩いてみましょう。
つま先に余裕があるか
両足で立った状態で、最も長い指が靴の先端へ強く当たっていないか確かめます。
座っているときには気にならなくても、立つと指先の感覚が変わることがあります。
指が曲がった状態になっていないか、爪先が強く押されていないかもチェックしてください。
親指や小指の付け根に圧迫感がないか
横幅は、親指や小指の付け根付近の感覚が分かりやすいポイントです。
指先には余裕があるのに、この部分だけが強く当たる場合は、靴の長さより幅が合っていない可能性があります。
0.5cm大きいサイズへ変える前に、同じサイズで幅違いが用意されていないか調べてみるといいでしょう。
甲が強く当たっていないか
横幅には問題がなくても、甲の上だけきつく感じることがあります。
ひも靴なら、一度ひもを緩めてから履き直してみてください。
締め方を変えても圧迫感が続く場合は、別のワイズや、甲まわりの形が異なるモデルも比べてみましょう。
かかとが大きく浮かないか
かかとのフィット感は、立っているだけでは分かりにくいことがあります。
店内を少し歩き、かかとが大きく上下しないか確かめてみましょう。
ひもを整えても浮きが気になる場合は、サイズが大きいだけでなく、かかと部分の形が自分の足に合っていない可能性もあります。
歩くと足が前へ滑らないか
立った状態ではちょうどよく感じても、歩くと足が前へ動くことがあります。
前へ滑ると、最初は余裕があった指先が靴の先端へ当たりやすくなります。
靴が長すぎる場合だけでなく、幅が広すぎたり、甲まわりが緩かったりする場合にも起こります。
試着では足全体のフィット感を確かめましょう。つま先、横幅、甲、かかとの収まり具合、歩いたときの前滑りまでチェックすると、どこに違和感があるのか分かりやすくなります。
つま先が当たる場合
最も長い指が靴の先へ当たる場合は、まず長さに余裕があるか確かめます。
同じモデルで0.5cm大きいサイズを試す方法もありますが、つま先部分の形そのものが足と合っていない場合もあります。
たとえば、足指が横へ広がりやすい人の場合、単純にサイズを上げるよりも、つま先にゆとりのあるモデルの方がフィットしやすいことがあります。
サイズを上げたときは、指先だけではなく、かかとの浮きや前滑りが増えていないかもチェックしてください。
横幅がきつい場合
指先には余裕があるのに、親指や小指の付け根だけが強く当たる場合は、同じサイズで幅違いがないか探してみましょう。
たとえば25.0cmで長さはちょうどよく、横だけが窮屈なら、25.5cmへ上げる前に25.0cmの幅広モデルを試す方法があります。
サイズそのものを大きくすると、横幅だけでなく長さにも余裕が出ます。その結果、かかとが浮いたり、足が前へ滑ったりすることがあります。
幅違いが用意されていないモデルでは、似た用途の別モデルまで広げて比較した方が探しやすいでしょう。
甲がきつい場合
甲の上だけに圧迫感がある場合は、まずひもの締め方を調整してみてください。
足先から強く締めすぎていると、甲に圧迫感が出ることがあります。
一度ひもを緩め、かかとを靴の後ろ側へ収めてから締め直します。
それでも甲が強く当たる場合は、幅違いや甲まわりの形が異なるモデルを試してみるのがおすすめです。
ワイズの表記だけでは甲部分の高さまでは分からないため、実際に履いた感覚が重要になります。
かかとが浮く場合
歩くたびにかかとが浮く場合は、最初に履き方を整えてみましょう。
かかとを靴の後ろへ収め、甲に沿うようにひもを締めてから、もう一度歩きます。
それでも浮きが大きい場合は、靴の長さや幅に余裕がありすぎる可能性があります。
かかとの形が自分の足と合っていないことも考えられます。
小さいサイズへ変えた結果、今度は指先が当たるようなら、単純なサイズダウンでは解消しにくいでしょう。別の幅やモデルも試してみてください。
歩くと足が前へ滑る場合
足が靴の中で前へ動く場合は、靴内部に余裕がありすぎないか確かめます。
長さが大きい場合だけでなく、幅が広すぎる、甲まわりに隙間があるといった状態でも前滑りは起こります。
前へ滑るからといって、必ずサイズを下げれば解消するわけではありません。
長さ、横幅、甲のフィット感を一緒に確かめながら、別サイズや別モデルを試してみましょう。
普段使う靴下で試着しましょう
靴下の厚さが変わると、同じウォーキングシューズでもフィット感は変わります。
できるだけ実際に履くときに近い靴下で試着するのがおすすめです。
靴下の厚さでもフィット感は変わります
薄手の靴下でちょうどよかった靴を、厚手の靴下で履くと横や甲がきつく感じることがあります。
反対に、厚手の靴下で合わせた靴を薄手で履けば、靴の中で足が動きやすくなることもあります。
通勤用なら普段仕事で使う靴下、旅行用なら旅行中に履く予定の靴下など、実際の使い方に近い状態で試してみましょう。
左右とも履いて歩きます
試着は片足だけで終わらせず、左右とも履いてください。
片方ではちょうどよくても、もう片方では指先や横幅に違和感が出ることがあります。
両足を履いたら、店内で許されている範囲を歩き、左右どちらかだけかかとが浮いていないか、歩くと指先が当たらないかも確かめます。
ひもを整えてから歩きます
ひも靴は、足を入れただけの状態では本来のフィット感が分かりにくいことがあります。
かかとを後ろへ収めてから、甲に沿うようにひもを締めます。
緩すぎると足が動きやすくなり、強く締めすぎると甲に圧迫感が出ます。
何種類か履き比べる場合も、できるだけ同じように履き整えてから歩くと違いが分かりやすくなります。
サイズ表は目安として使いましょう
メーカーのサイズ表は便利ですが、表に当てはまったサイズがそのまま自分の足にフィットするとは限りません。
足長や足囲から試すサイズを絞り、最後は実際に履いた感覚まで合わせて考えるのがおすすめです。
検討しているメーカーの公式表を使います
サイズを調べるときは、できるだけ検討しているメーカーの公式サイズ表を使いましょう。
別ブランドの換算表をそのまま使うと、表記や基準の違いで分かりにくくなることがあります。
同じブランドでもメンズとレディースで表が分かれていたり、商品によって選べる幅が違ったりします。
似た商品名がある場合は、型番までチェックしておくと取り違えを減らせます。
足と靴と健康協議会の案内も参考になります
足と靴と健康協議会では、靴のサイズ表示について、足長や足囲・足幅との関係を紹介しています。
また、サイズ表示だけではなく、両足を履いて歩いてみることも案内されています。
通販では交換条件もチェックしましょう
ネット通販はサイズやカラーを探しやすい反面、購入前に店頭で試着できません。
サイズに不安がある場合は、メーカーのサイズ表とあわせて、購入先の交換・返品条件もチェックしておきましょう。
型番・サイズ・幅をチェックします
注文前に、商品名だけでなく型番、サイズ、幅の表記まで確かめます。
同じシリーズでも、標準幅と幅広モデル、メンズとレディース、防水モデルなどに分かれていることがあります。
商品画像だけでは分かりにくい場合もあるため、購入画面の仕様欄までチェックしておくと安心です。
返品やサイズ交換の条件も忘れずに
通販サイトによって、返品やサイズ交換の条件は異なります。
購入前に、次の内容をチェックしておきましょう。
- サイズ交換に対応しているか
- 室内試着が認められているか
- 返品・交換の期限
- 返送料の負担
- 箱やタグの扱い
届いた靴は、屋外で履く前に室内で両足を履いてみます。
購入先が認めている範囲で歩き、つま先、横幅、甲、かかとの収まり具合、前滑りがないか確かめてみてください。
口コミも参考にしてみましょう
メーカー公式では、サイズや足幅などの仕様を調べられます。
一方で、実際に購入した人が「横幅をどう感じたか」「かかとは浮かなかったか」といった部分は、口コミが参考になります。
サイズの数字だけでなく理由まで読みます
口コミで「0.5cm上げた」という声があっても、その理由まで読むことが大切です。
指先が当たったのか、横幅がきつかったのか、甲が窮屈だったのかで意味が変わります。
口コミを書いた人と自分では、足の形や普段使っている靴下も違います。
他の人が選んだサイズをそのまま真似するのではなく、そのモデルでどの部分について意見が出ているのかを参考にしてみましょう。
クツミチの口コミDBも利用できます
クツミチのウォーキングシューズ口コミデータベースでは、購入者の口コミをサイズ感、幅・甲、かかと、長時間歩行などに分けて整理しています。
商品名や型番から調べられるため、気になっているモデルがある方は参考にしてみてください。
商品別の口コミ記事でも、サイズ感や履き心地について、良かった声と気になった声の両方を紹介しています。
サイズ選びでよくある失敗
サイズが合わないときは、一部分だけを直そうとして別の場所に違和感が出ることがあります。
特に起こりやすいパターンをまとめました。
横幅がきつくてサイズを上げる
長さはちょうどいいのに横幅だけがきつい場合、サイズを上げると長さにも余裕が出ます。
その結果、横は楽になっても、かかとが浮いたり前へ滑ったりすることがあります。
幅違いが用意されているモデルなら、同じサイズで幅を変えて比べてみる方法があります。
最初から一番幅広のモデルを選ぶ
幅に余裕があれば楽そうに感じますが、自分の足より広すぎるとフィット感が弱くなることがあります。
3Eや4Eといった数字だけではなく、歩いたときに足が靴の中で動かないかまで確かめてください。
普段と同じサイズだけで購入する
普段履いている靴のサイズは、試着するときの良い目安になります。
ただ、モデルが変わればつま先や横幅、かかとの形も変わります。
初めて履くブランドやシリーズでは、サイズ表や試着、口コミも合わせて参考にするのがおすすめです。
履いた瞬間の感触だけで購入する
足を入れた瞬間は快適でも、歩いてみるとかかとが浮いたり、足が前へ動いたりすることがあります。
店頭で試着できる場合は、立った状態だけで終わらせず、少し歩いてフィット感を確かめてみましょう。
サイズ選びでよくある質問
普段と同じサイズから試してもいいですか?
普段履いているスニーカーのサイズは、最初に試す目安になります。ただし、メーカーやモデルによってフィット感は変わるため、両足で履いたときの感覚まで確かめてみましょう。
3Eと4Eなら4Eの方が楽ですか?
必ずしもそうではありません。4Eが自分の足に対して広すぎると、かかとが浮いたり、足が前へ滑ったりすることがあります。数字の大きさより、実際に履いたときのフィット感が大切です。
横幅がきつい場合は0.5cm上げますか?
指先に余裕があるなら、同じサイズで幅違いが用意されていないか調べてみましょう。サイズを上げると長さにも余裕が出るため、かかとの収まり具合が変わることがあります。
左右で足の大きさが違う場合は?
左右とも測り、試着するときも両足を履いてみましょう。片方だけ指先が当たる、横がきつい、かかとが浮くといった違いも伝えられると、店頭で相談しやすくなります。
通販でサイズに迷ったらどうすればいいですか?
メーカー公式のサイズ表と購入者の口コミを参考にしてみましょう。購入前には、サイズ交換や返品の可否、室内試着の条件もチェックしておくと安心です。
まとめ
ウォーキングシューズのサイズを選ぶときは、普段履いている靴のサイズだけでなく、足長・足囲・足幅も参考にしてみましょう。
3Eや4Eなどの足幅も、数字が大きければ履きやすいというものではありません。横幅に余裕があっても、かかとが浮いたり、歩いたときに足が前へ滑ったりする場合があります。
試着では、つま先、横幅、甲、かかとの収まり具合、歩いたときの前滑りまで確かめてみてください。
違和感がある場合は、サイズをすぐに上げたり下げたりするのではなく、どこに合っていない感覚があるのかを分けて考えると対処しやすくなります。
幅広モデルを具体的に探したい方は幅広ウォーキングシューズの比較、靴選び全体を知りたい方はウォーキングシューズの選び方も参考にしてください。

