こんにちは。クツミチです。
夏にウォーキングシューズを選ぶとき、「できるだけメッシュが多い靴なら涼しそう」と考える方も多いと思います。
たしかに、メッシュは夏用シューズを探すときの分かりやすいポイントです。ただ、実際の靴を見ると、アッパーにメッシュを使ったタイプだけでなく、裏地にメッシュを使ったものや、靴底から湿気を逃がす工夫をしたものもあります。
そのため、夏用の一足は見た目のメッシュ量だけで決めず、靴全体のつくりを見ながら選ぶことが大切です。
この記事では、次のポイントを順番に見ていきます。
- メッシュアッパーを見るポイント
- 裏地やソールにある通気の工夫
- 夏に合わせる靴下の考え方
- 防水性との優先順位
- 通気の工夫が異なるウォーキングシューズ3モデル
夏用シューズはメッシュ量だけで決めない
夏のウォーキングでは、気温だけでなく、歩く時間や汗の量、靴下などによっても靴の中の感じ方が変わります。
そこで最初に覚えておきたいのが、「メッシュが多い=必ず涼しい」「通気性が高い=蒸れない」と単純には決められないということです。
メッシュは分かりやすい目安のひとつ
アッパー(甲を覆う部分)にメッシュを使ったシューズは、外から見ても構造が分かりやすく、夏用を探すときの候補にしやすいタイプです。
ただし、靴の中にはアッパーだけでなく、裏地やインソール(中敷き)もあります。さらに商品によっては、ソール側に通気のための仕組みを設けています。
「メッシュがどれくらい使われているか」だけを見るのではなく、どこに、どんな通気の工夫があるのかを見る方が候補を比べやすくなります。
「通気性」と「透湿性」は分けて考える
商品を探していると「通気性」と「透湿性」という言葉が出てきます。
似ているように見えますが、同じ意味として考えない方がよいでしょう。
日本ゴアの公式サイトでは、透湿性について水蒸気を外へ通す性能として説明しています。一方、シューズの通気性や実際に履いたときの蒸れにくさは、アッパーや裏地、ソール、靴下など複数の条件が関係します。
商品ページに「透湿」「メッシュ」「通気」と書かれていても、それだけで「夏でも蒸れない」と判断しないことが大切です。
通気の工夫は3か所を見る
夏用ウォーキングシューズを比較するときは、主にアッパー・裏地・ソールの3か所を見てみましょう。
メッシュアッパー
最も分かりやすいのが、アッパーそのものにメッシュを使ったタイプです。
ウォーキングシューズの中には、メッシュだけでなくスエードなど別の素材と組み合わせているものもあります。
商品写真だけで判断せず、素材欄に「メッシュ」と記載されているかを見ると確認しやすくなります。
裏地のメッシュ
外側は天然皮革でも、足に近いライニング(裏地)にメッシュを使っているモデルがあります。
見た目が革靴に近いからといって、通気への工夫がないとは限りません。
普段着だけでなく仕事でも合わせやすいデザインを探している場合は、アッパーの外側だけでなく、裏地の説明まで見ておくと候補が広がります。
ソールの通気孔
もうひとつが、靴底側から湿気を逃がすタイプです。
アッパーが天然皮革でも、ソールに通気孔を設けたモデルがあります。
つまり夏用シューズには、アッパーから通気させるタイプ、裏地にメッシュを使うタイプ、ソールから湿気を逃がすタイプなどがあり、「メッシュの多さ」だけでは比較しきれません。
夏は靴下との組み合わせも大切
シューズだけでなく、実際に履く靴下も一緒に考えておきましょう。
夏でも普段使う靴下で試着する
暑い時期だからといって、試着のときだけ極端に薄い靴下を履く必要はありません。
大切なのは、実際にウォーキングするときに使う靴下で試すことです。
靴下の厚みが変われば、甲まわりや横幅、かかとの収まり方も変わります。
普段使う靴下を履いた状態で両足を試し、少し歩いてみて、指先に余裕があるか、横や甲が強く当たらないか、かかとが大きく浮かないか、靴の中で足が前へ滑らないかを確認します。
吸汗速乾などの表示も参考にする
夏用の靴下には「吸汗速乾」などの機能を表示した商品があります。
こうした表示も、夏用の靴下を探すときのひとつの目安になります。
ただし、シューズとの相性もあるので、機能表示だけで決める必要はありません。靴下の素材や厚みを確認しながら、実際にシューズと合わせたときのフィットを優先しましょう。
重量と使ったあとの乾燥も考える
夏用シューズでは、通気の工夫と一緒に重量や使用後の乾燥も考えておきたいところです。
重量は同じ条件で比べる
メーカーの商品ページには重量が掲載されていることがあります。
ただし、「26.5cm・片足」「23.5cm・片足」など測定条件が違えば、そのまま数字だけを比べることはできません。
重量を比較するときは、何cmの靴を測った数値なのか、片足なのかまで確認しましょう。
数字が小さいから自分にとって必ず軽く感じる、と決めつけないことも大切です。
履いたあとは湿気を残しにくくする
夏は汗をかきやすいため、ウォーキング後は靴をそのまま靴箱へ入れず、風通しのよい場所で休ませます。
毎日歩く場合は、晴れの日用のシューズを2足用意して交互に履く方法もあります。
一足を休ませている間にもう一足を使えるので、同じ靴を連日履き続けるより乾燥させる時間を取りやすくなります。
「メッシュだからすぐ乾く」とは決めず、履いたあとの扱いまで含めて考えましょう。
防水と通気は使う場面で優先順位を決める
夏は暑さだけでなく、急な雨も気になる季節です。
そこで迷いやすいのが、通気性と防水性のどちらを優先するかです。
晴れの日が中心なら通気を優先
晴れた日の散歩やウォーキングが中心なら、メッシュなど通気に配慮したモデルを候補にしやすくなります。
一方、雨の日にも同じ靴を使いたい場合は、防水性を優先した方が使いやすいことがあります。
どちらが正解ということではなく、自分がその靴をいつ使うのかで決めます。
雨用と晴れ用を分ける方法もある
一足ですべてを済ませようとすると、条件が増えて選びにくくなります。
クツミチでは、雨の日と晴れの日で靴を分ける方法も選択肢のひとつだと考えています。
晴れの日は通気性を意識したシューズ、雨の日は防水性を優先したシューズ、と役割を分ければ、それぞれの条件に合わせやすくなります。
雨の日用については防水ウォーキングシューズの選び方で詳しく紹介しています。
通気の工夫が違う3モデルを比較
ここからは、メーカー公式情報で通気に関係する構造を確認できるモデルを見ていきます。
実際に履き比べて順位をつけたランキングではありません。
今回は、メッシュアッパー・裏地メッシュ・ソール通気孔という違いが分かる3モデルを選びました。
| モデル | 主な通気の工夫 | 幅 | 重量表示 |
|---|---|---|---|
| New Balance Fresh Foam X Walking 880 v7 | スエード/メッシュアッパー | 2E・4E | 325g |
| ASICS WALKING ペダラ メンズ4E 1211A066-002 |
ソフトライニングメッシュ | 4E | ― |
| ミズノ LD40 VII B1GD2402・レディース |
ソール通気孔 | 3E相当 | 約260g 23.5cm片足 |
重量は測定条件が異なるため、軽さの順位としては比較していません。
メッシュアッパーならFresh Foam X Walking 880 v7
New Balance「Fresh Foam X Walking 880 v7」は、スエード/メッシュアッパーを採用したウォーキングシューズです。
メンズモデルは2Eと4Eが用意され、公式ページには重量325gと掲載されています。
今回の3モデルでは、アッパーそのものにメッシュを使ったタイプとして比較できます。
夏用を探していて、まずメッシュアッパーのウォーキングシューズから候補を探したい方にとって、分かりやすい一足です。
ただし、メッシュを使っていることだけで「必ず涼しい」「蒸れない」と判断せず、実際のフィットや靴下との相性まで確認して選びましょう。
本革+裏地メッシュならペダラ メンズ4E
ASICS WALKING「ペダラ メンズ4E(1211A066-002)」は、アッパーに天然皮革を使った4Eモデルです。
外側は本革ですが、内側にはソフトライニングメッシュが使われています。
スポーティーなメッシュシューズとは見た目が大きく異なり、本革のデザインを選びながら、裏地にも目を向けたい場合の候補になります。
アッパーがメッシュでなくても、靴の内側に工夫があることが分かるモデルです。
ソールから湿気を逃がすLD40 VII
ミズノ「LD40 VII(B1GD2402)」はレディースの3E相当モデルです。
アッパーは天然皮革ですが、ソールに設けた通気孔からシューズ内の湿気を排出する「MIZUNO INTERCOOL」が採用されています。
重量は23.5cm片足で約260gです。
こちらも、外側の見た目だけでは通気の仕組みが分かりにくいモデルです。
「メッシュアッパーではない=夏用の候補にならない」と決めず、ソール側の構造まで見るという今回の記事の考え方を分かりやすく示しています。
3モデルは「どこから通気させるか」で見る
3モデルを比べると、夏用シューズの見方が分かりやすくなります。
Fresh Foam X Walking 880 v7はアッパー、ペダラ メンズ4Eは裏地、LD40 VIIはソールと、それぞれ通気に関係する工夫の場所が違います。
そのため「どれが一番涼しいか」という順位をつけるのではなく、自分がどんな靴を履きたいかを決めてから、通気の工夫を確認する方が現実的です。
スポーティーなシューズを探しているならメッシュアッパーから、本革タイプを探しているなら裏地やソールの構造まで見る、と候補を広げてみましょう。
買う前に確認しておきたいこと
モデルが決まっても、最後は足に合うかどうかが重要です。
実際に使う靴下で両足を試す
店頭で試着するときは、夏のウォーキングで普段使う靴下を履きます。
両足で履いて少し歩き、つま先、横幅、甲、かかとの収まりを確認します。
「夏だから少し大きめ」「蒸れそうだからゆったり」といった理由だけでサイズを上げると、靴の中で足が動きやすくなることがあります。
サイズや足幅の確認方法はウォーキングシューズのサイズ選びで詳しく紹介しています。
通販ならサイズ・幅・返品条件を見る
通販で購入するときは、サイズだけでなく幅の表示も確認しましょう。
同じサイズ表記でも、D・2E・3E・4Eなど幅の選択肢が異なるモデルがあります。
購入時には、サイズ・幅・在庫・交換や返品の条件まで確認しておくと、届いてから合わなかった場合にも対応しやすくなります。
通気性だけで決めない
夏用だからといって、通気性だけで靴を決める必要はありません。
足に合っていることを前提に、通気の工夫、重量、用途、雨への対応、デザインなど、自分に必要な条件を順番に確認します。
ウォーキングシューズ全体の選び方についてはウォーキングシューズの選び方も参考にしてください。
夏用ウォーキングシューズのよくある質問
Q1. メッシュ面積が広いほど涼しいですか?
A. 必ずしもそうとは言い切れません。メッシュアッパーは夏用を探すときの分かりやすい目安ですが、靴には裏地やインソール、ソールなどもあります。見た目のメッシュ量だけでなく、靴全体にどのような通気の工夫があるかを確認しましょう。
Q2. 通気性と透湿性は同じ意味ですか?
A. 同じものとして扱わない方がよいでしょう。透湿性は水蒸気を通す性能を説明するときに使われる言葉です。一方、実際に靴を履いたときの蒸れにくさには、アッパーや裏地、ソール、靴下、気温など複数の条件が関係します。
Q3. 防水シューズを夏に履いても大丈夫ですか?
A. 夏に履けないわけではありません。雨の日に使うことが多いなら、防水性を優先する選び方もあります。一方、晴れた日のウォーキングが中心なら、通気の工夫を重視したモデルを別に用意する方法もあります。
Q4. 夏は薄い靴下の方がいいですか?
A. 薄ければよいとは限りません。靴下の厚みが変わるとシューズのフィットも変わります。普段ウォーキングするときに使う靴下を履いて試着し、足が靴の中で動きすぎないか、甲や横幅がきつくないかを確認してください。
Q5. メッシュシューズは雨の日にも使えますか?
A. メッシュアッパーを使ったシューズは、防水仕様とは別に考えた方が分かりやすいでしょう。雨の日にも使いたい場合は、商品ごとの防水・撥水表示を確認してください。雨の日に歩く機会が多いなら、防水用と晴天用を分ける方法もあります。
夏の一足は「メッシュの量」より使い方から決める
夏用ウォーキングシューズを選ぶとき、メッシュは大切な確認ポイントのひとつです。
ただし、メッシュが多いか少ないかだけで一足を決める必要はありません。
今回見たように、アッパーにメッシュを使う、裏地にメッシュを使う、ソールに通気孔を設けるなど、メーカーによって靴の中の環境に配慮する方法は違います。
まず、自分が晴れの日を中心に歩くのか、雨の日にも同じ靴を使いたいのかを決めます。
次に、実際に履く靴下を合わせ、サイズと幅を確認します。
そのうえで、アッパー・裏地・ソールのどこに通気の工夫があるのかを見ていけば、見た目のメッシュ量だけで選ぶより候補を整理しやすくなります。
そして最後は、両足で履いて歩いて確認してください。
夏用だから特別なサイズを選ぶのではなく、足に合うことを土台にして、暑い季節に必要な条件を加えていく。
それが、クツミチでおすすめしたい夏用ウォーキングシューズの選び方です。
靴底やクッションの減りが気になっている場合は、夏用を追加する前に今の靴の状態も確認しておきましょう。交換の目安についてはウォーキングシューズの寿命と交換サインで紹介しています。

